本サイトでは、可読性を「文章を無理なく読み続けられるか」、視認性を「必要な文字や記号を見つけられるか」という意味で使います。
イベント名が大きくてすぐ見つかっても、説明文が細く薄ければ内容を読み続けられません。反対に、本文が読みやすくても申込ボタンが埋もれていれば、次の行動を見つけにくくなります。前者は視認性だけ、後者は可読性だけを整えた状態です。ただし、二つの用語の定義は分野や資料で異なるため、ラベルだけで合否を決めません。
読みやすさを3つに分ける
- 見つけられるか。 見出し、日付、ボタンなどの場所が分かる
- 文字を見分けられるか。 似た字形や数字を取り違えにくい
- 読み続けられるか。 本文の字幅、行間、長さ、背景との関係が無理を生まない
二つ目を「判読性」と呼ぶ資料もあります。用語を並べるより、「日付を見つけられるか」「Oと0を見分けられるか」「三段落を読み続けられるか」のように、確認する行動へ置き換えると判断できます。
一つの文字サイズで両方は解決しない
大きな文字は見つけやすくなりますが、長文をすべて大きくすると一度に見える量が減り、行を追いにくくなることがあります。本文と見出しの役割を分け、実際の画面幅と閲覧距離で確かめます。
よくある誤解
「読みやすいフォントを選べば終わる」という誤解です。同じ書体でも、文字サイズ、行間、一行の長さ、背景色、文章の言葉づかいで読みやすさは変わります。
30秒で試す
一枚を五秒見て、日付と次の行動を見つけられるかを確認します。次に本文を三行だけ声に出し、行を見失わないかを確かめます。二つの結果を分けて直してください。
関連して学ぶ
- 背景色と文字色の組み合わせ — 明るさの差で読ませる
- フォントの選び方 — 用途から書体を絞る
- 文字工房 — 文字とフォントの学習室