ジャンプ率とは、見出しと本文のように、いちばん大きい文字といちばん小さい文字のサイズの比率のことです。
舞台で全員が同じ音量で話すと、主役のせりふを追いにくくなります。見出しと本文の大きさに差をつけるのは、主役のマイクを少し上げるようなものです。ただし文字サイズは音量ではなく、印象や読みやすさをジャンプ率だけで決めることはできません。
数字で見るとどうなるか
たとえば見出しが32px、本文が16pxなら、サイズの比率は2対1です。見出しが20px、本文が16pxなら差は小さくなります。数値は比較の道具であり、「2対1なら良い」という合格線ではありません。
決める前の3確認
- 最初に見せたい見出しが、本文から区別できるか
- 小さい文字が、実際の閲覧距離や画面で読めるか
- 大きさ以外の太さ・色・余白まで、同時に強くしすぎていないか
差が大きいと、短い見出しの勢いを作りやすくなります。差が小さいと、静かなまとまりを作りやすくなります。ただし、書体、行間、色、内容によって受ける印象は変わるため、ジャンプ率だけで「元気」「高級」と断定しません。
よくある誤解
「見出しをさらに大きくすれば解決する」という誤解です。全部が大きい場合は、主役を大きくするより、補助情報を戻して差を作るほうが効くことがあります。
30秒で試す
本文サイズを固定したまま、見出しを三段階で複製してください。最も派手な案ではなく、見出しを先に見つけられ、本文へ無理なく移れる最小の差を選びます。
関連して学ぶ
- セールバナーの作り方 — ジャンプ率を上げて勢いを出す実例
- 文字標本庫 — 文字・フォントの学習室