構図製図室の机には、うすく製図線の引かれた大きな紙が広がっています。持ち込んだ一枚を置くと、見る人の視線が光の軌道になって紙面の上を走ります。
まっすぐ届く軌道もあれば、途中で迷子になって紙面の外へ出ていく軌道もあります。「全部ちゃんと載せたのに伝わらない」の正体は、たいてい順番が設計されていないことです。
この部屋では、いちばん伝えたいことをひとつ決め、視線の通り道をつくる練習をします。ミナが「直したのに、よくならない」と言った夜に開いたのも、この部屋でした。
迷ったら、この3つから
- 全部が同じ強さに見える → 情報の優先順位の決め方
- 平らで主役が分からない → メリハリのないデザインの直し方
- ページの最初に何を置くか迷う → ファーストビューに何を置く
標準は「情報の優先順位」です。読んだ人にしてほしい行動を1つ決め、今必要・判断に必要・後でよい、の3段階へ分けます。光の軌道は読む順番を考える比喩であり、すべての人の視線が同じ線を通るという意味ではありません。
今日の一手
手元の1枚を少し離して見て、最初に見えた場所へ丸を付けます。意図した主役と違えば、主役を大きくする前に周囲を一段弱めて比べてください。
