色彩調合室の棚には、色水の入った透明瓶が並んでいます。瓶を並べ替え、水を混ぜ、にじませると、色同士の主張と衝突が水面の広がりのように見えてきます。
「色を増やしたらごちゃごちゃした」「おしゃれな色を選んだのに安っぽい」。配色の失敗は、色そのものではなく色の役割分担が決まっていないときに起こります。
この部屋では、土台の色・主役の色・効かせる色という順番で色を調合します。リオが「なんで私の投稿は色がうるさいの?」と持ち込んだ疑問も、トウカが瓶を一本だけ抜いた夜も、この部屋の話です。
迷ったら、この3つから
- 色が増えすぎた → デザインの色は何色まで
- 文字が背景に沈む → 背景色と文字色の読みやすい組み合わせ
- 意図より軽い印象になる → 配色が安っぽく見えるのはなぜ
どれか決められない人は、まず「何色まで」で各色の役割を書き出してください。瓶を抜くという部屋の比喩が示すのは、役割のない色を外して比較する方法です。色数に固定上限があるという意味ではなく、分類・状態・ブランドに必要な色は役割を確認して残します。
今日の一手
自分の制作物を1枚開き、最も面積の大きい3系統へ「土台・主役・強調」と書きます。どこにも入らない1色を外した版を作り、読む順番を比べてください。
