character · もりした さやか

森下サヤカ

初めてのクライアント / 小さなブランドの持ち主

森下サヤカは、焼き菓子店『ひだまり菓子室』の店主。お店のらしさを大切にしているからこそ、依頼でうまく言葉にできずに迷っています。

年齢
39歳
職業
焼き菓子店『ひだまり菓子室』の店主
焼き菓子とショップカードを見比べる森下サヤカ

高級に見せたいわけじゃないんです。でも、安っぽくはしたくなくて。

森下サヤカは、店を大切にしているからこそ、その「らしさ」をまだ仕様書の言葉にできない、ミナの最初のクライアントです。

レシピに「やさしい味」とだけ書いても、砂糖の量や焼き時間は決まりません。同じように「やさしいデザイン」も、色、文字、写真、言葉へ分けて初めて一緒に作れます。ただし、お店らしさは数値だけで完全に測れるものではなく、対話で確かめる余地が残ります。

小さな焼き菓子店「ひだまり菓子室」を一人で切り盛りしています。店を大きくしたいわけではありません。けれど、必要としてくれる人には、きちんと見つけてもらいたいと考えています。

そのためにショップカードやInstagram投稿、小さなWebページを整えたいと思っています。

ただ、サヤカは自分のお店の良さを言葉にするのが苦手です。

『やさしい感じ』 『高級すぎないけど、安っぽくない感じ』 『かわいすぎるのは違う』

その曖昧さは困った依頼ではなく、大切にしているものが、まだ言葉になる前の状態です。


プロフィール

項目 内容
名前 森下サヤカ
読み もりした さやか
年齢 39歳
職業・立場 焼き菓子店「ひだまり菓子室」の店主
サイト内での役割 初めてのクライアント / 小さなブランドの持ち主
物語上の象徴 ブランドらしさ / 手ざわり / あたたかさ
主な登場領域 デザインヒアリング項目, トンマナとは, ショップカードの作り方, 小さなお店のInstagram投稿

表の性格

やさしく、丁寧で、感覚派。人を急かさず、こだわりが強い一方で、お金には現実的です。


奥の性格

何でも受け入れる人ではありません。自分の店に合わないものには静かに違和感を持ちます。ただ、それを言葉にするのが苦手です。弱さは、こだわりを言葉にできないこと。強さは、流行よりも自分の店を信じていることです。


人生観

初期

良いものを作っていれば、きっと伝わる。

成長後

伝えることも、お店を大切にすることの一部。

この変化が、森下サヤカの物語上の成長軸です。


好きなもの


嫌いなもの


苦手なもの


子どもの頃

祖母と一緒にお菓子を作るのが好きな子どもでした。特別なケーキではなく、素朴なクッキーやマドレーヌ。

祖母は焼き上がったお菓子を近所の人に渡す時、必ず小さな紙にひと言添えていました。

『今日は少しレモンを入れました』 『雨なので、あたたかいお茶とどうぞ』

サヤカにとって、お菓子は味だけでなく、渡し方まで含めてお菓子でした。


辛い過去

店を始めたばかりの頃、知人にロゴとショップカードを作ってもらいました。きれいでした。今っぽくて、おしゃれでした。

でも、どうしても自分の店のものに見えませんでした。

おしゃれだけど、うちじゃない。

そう思いましたが、作ってくれた人に悪くて言えませんでした。結局そのカードはほとんど使わないまま、引き出しに残っています。


最高の思い出

冬の日、閉店間際に常連客が来ました。その人はサヤカの焼き菓子を買って帰る時に言いました。

ここのお菓子を持って帰ると、家が少し静かになる気がするんです。

サヤカの店が売っているのは、ただの焼き菓子ではありません。忙しい日常に戻る前の、小さな余白です。


現在の悩み


秘密

使えなかった昔のショップカードを捨てられずに持っています。それは失敗の記録ではなく、自分の店らしさを誰かに伝えられなかった記録です。


これからどうなりたいか

サヤカは、お店を大きくしたいわけではありません。行列店になりたいわけでも、全国展開したいわけでもありません。ただ、必要としてくれる人に見つけてもらい、無理なく続けられる店にしたい。小さくても、自分の言葉と見た目で続いていくブランドが、サヤカの未来です。


未来の姿


他キャラとの関係

ミナ

ミナにとって初めてのクライアントです。ミナは最初、サヤカの感覚的な言葉に戸惑いますが、責めるのではなく質問で整理することを覚えていきます。

アキラ

サヤカはアキラを信頼しています。ただし、アキラはあえてすべてを引き受けず、ミナに経験を渡します。必要な時だけ横で助けます。

リオ

リオはサヤカのInstagramを手伝います。最初は映える方向に寄せすぎ、サヤカが違和感を持ちます。そこでミナとアキラがトンマナを整理します。

マドカ

サヤカは大切にしすぎて言葉にできない人。マドカは仕事を進めるために言葉が短くなる人。二人とも、依頼と言語化の難しさを持っています。


口調

基本

やわらかく、迷いながら話します。感覚的な表現が多く、強く言えません。でも大事なことは譲れません。

よく使う言い方

言わせない方がよい言葉


キャラクターからの一言

伝えることも、きっと、お店を大切にすることなんですね。

サヤカのような依頼を考えるなら、デザイン初心者は何から学ぶ?を開く前に、「誰へ、何を届けたい店か」を一文だけ書いてみてください。